僕らの999

ゆるっとまるっと

自分に合ったヲタクライフを

 

なんとなく彼を知って、なんとなくいいなって気になり始めて。

誰もがそんな「なんとなく」で踏み入れた世界。

気付いたらこんなにも夢中になってた。必死に追いかけている自分がいた。

 

 

幼い頃、始めて彼の存在を知って。

もっと知りたい、そんな気持ちが芽生えてきて。

母に頼んで買ってもらったDVDは磨り減るくらい見て。

出演番組を録画してディスクに落としたり、毎月のように雑誌を購入したり。

録画されていないとこの世の終わりかのように落ち込んだ学生時代。

本当に実在しているのか不思議に思ったり。

シングル・アルバム・DVDは欠かさず予約。

友人と語る毎日が本当に楽しくて。

初めて彼に会えた時に流した嬉し涙。

かっこよくて、眩しくて、輝いていて。

 

 

そんなジャニーズ一筋の盲目な私だったけど、今と比べると大きく変わったなって。

 

 

CD等はネットやアプリで簡単に聞ける(見れる)時代になり特別欲しいと思わない限り買わなくなったし、テレビ番組は以前は細かくチェックして全部録画していたけど今は見たい番組だけ。見たら消去してる。

グッズも基本うちわ、ペンライトくらい。後はビジュアルとデザインによる。

 

見逃した番組やラジオだって翌日にはアップされている現状で、ネットが普及された現代だからこそ頼りすぎている部分もあるけど。

 

でもその分楽になったなあとは思う。

 

「〇〇に出るよ」「〇〇の〇〇に出演するよ」「〇〇が発売されるよ」「〇〇でコンサートやるよ」

そんな言葉に振り回され(良い意味で)とにかく置いて行かれないようについていくので必死だった。彼の出ている番組は見なきゃいけない。CDも買わなきゃいけない。そんな「~しなきゃいけない」という謎の固定概念に縛られていた。

 

でも、今振り返るとそんなに必死にならなくても良かったんだよね。

 

雑誌のインタビューは隅から隅まで読んで、歌詞覚えて。クラスメイトよりも自担。学校よりもコンサート。スケジュールは全て自担優先。そんな生活をしていた学生時代は本当に楽しかった。けど、どこか疲れていた部分があって。

 

勿論好きなアイドルを追いかけるのは悪いことではないし、自分の納得いくまで自担に尽くせばいいと思う。

 

今は今しかないのでね。

 

確か高校3年くらいの時かな。お金の使い道が全部ジャニーズになってるのがあまり好きじゃなくなってた。

二宮さんが以前、

ファンの子達の働く目的が、[嵐の物を買うために]になっちゃいけないって、僕等は思うんです。モチベーションになるのはいいけど、主たる目的になっちゃいけない気がする。自分で稼いだお金は、その人自身に投資するべき。
俺らのこと、生活に支障がないように好きでいてください

と言っていたように。

 

自担の為にお金を使うのは全然苦じゃない。お金を払わなきゃ会えない人だもん。沢山会いに行きたいもん。

でも、このお金を自分の事に使えたら。ツアーがあるからっていつも諦めている欲しい服やコスメがもっと買えるかもしれない。友人と遠い旅行に行けるかもしれない。自分磨きのために使えるかもしれない。

 

けれど自担を見ると会いたくなる衝動に駆られるし我慢しようと思っててもつい買っちゃう。

なるべく自分の事に使いたい。でも自担かっこいい。会いたい。でも…って結局ループ(笑)

 

そのうちアイドルってなんだろうとか考え始めちゃったり。難しいねジャニーズって。

 

なので最近は現場のみ行くようにしてる。

 

たまにはジャニーズから離れて自分自身に投資するのも良いものです。

 

 

 

ジャニヲタやってきて約十数年。昔はAmebamixi、前略などを使ってたけど(懐かしい)ジャニヲタやってると本当に色々あるし、ヲタクのいざこざが起こるとかなり面倒くさい事になる。でも、全国各地のジャニヲタさんと繋がることが出来るし、同じグループが好きという共通点だけでコンサートに一緒に入ったり地元が近ければ普段でも遊べるような友達が出来るからやっぱジャニーズ界ってすげぇんだよな!これこそジャニーズマジック!

 

時には冷めたり、嫌いになったり、離れたりする事もある。でもそれって意外とひょんなことがきっかけだったりもするんだよね。自分好みじゃないとか気に入らないとか。私のように過去の彼が好きすぎて今と比べちゃったりとか。理由は様々だと思う。でもさ、暫く目を背けててもふとした時に見ると「あ、好きだな」って思うことも結構あると思うんだ。ちょっとした仕草とか、笑顔とか。単純だとは思うけど、案外そういう人も少なくは無いはず。

降りても曲を聴いたり、たまに番組見たり、DVDを見たり。グッズを手放せない人もいるんじゃないかな。

 

仕方ないよね。私もそうだもん。

 

苦手だったものが食べれようになるのと同じで、

嫌いだった人が好きになったり、好きだった人が嫌いになったり。

 

そうやって価値観も考え方も変化して、成長して。

変わりゆく自分の気持ちなんて自分にしか分からない訳で。

 

だからファンならこうあるべきだとか誰が作ったかもわからないジャニヲタ界のルールとか、そういうのに縛られる必要はないと思うの。自分なりの応援の仕方でファンでいれればそれでいいんじゃないかな。

降りたならコンサート行くなと言う人も中にはいるけどそれだって人にどうこう言われて決めることじゃないと思うんだ。好きな曲があるから、セトリが好きだから、演出が気になるから、コンサートに参加する理由は人それぞれですもんね。

だから、冷めてたり嫌いになってても、その時「好きだな」「いいな」って思えたら、ジャニヲタ楽しいって思えるのなら、それでいい。

 

アイドルは言ってしまえば一時の娯楽だし勝手に好きになってファンやってるんだもの。好きなものに囲まれている時は幸福で満たされていたいと思う。

 

 

私は今完全に茶の間だけど、実は茶の間やってる時が一番楽しかったりもする。

 

学校や仕事に向かう時に曲を聴く人がほとんどだと思うけど、好きな曲ばかりを集めたプレイリストを作ったり、好きな順番に並べたり。(自分だけの脳内コンサートまじで楽しいのでおすすめです…)

 

家でぬくぬくしながらDVDを見たり。動画巡りをしたり。

私はこの時間が本当に好き。

 

そんな何気ない小さな事が、幸せだなあと感じる。

 

 

そんな風に自分らしく、自分のスタイルで応援し、好きでいたいと思う。

掛け持ちとか、DDとか、そんなの気にしなくていいよ。

 

人それぞれ。

 

 

  

 

皆様もどうか、自分に合った素敵なヲタクライフを。